もはや若手俳優の登竜門と化した少女漫画の実写化の中でかなりの良作。
原作の漫画を知らずにテレビの放送を観て即全巻購入に走った思い出があります。笑
登場人物みんなが魅力的、そんな原作『君に届け』を丁寧に描いています。
- 原作『君に届け』が好きな方
- 多部未華子ちゃんの可愛い姿が見たい方
- 高校生の初々しい恋を見届けたい方
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【邦画】『君に届け』の概要
公開:2010年
時間:2時間9分
あらすじ
黒沼爽子は周りから「貞子」と呼ばれる暗い雰囲気の高校生。
本当は感情表現が苦手なだけで真面目で優しい他人思いの爽子が、クラスメイトの風早たちとの触れ合いで成長し初めて味わう気持ちと向き合っていきます。
風早爽太(三浦春馬)…クラスの人気者の男子。入学式に向かう通学路で爽子と出会う。
矢野あやね(夏菜)…クラスメイトのギャルっぽい女の子。姉御肌。
吉田千鶴(蓮佛美沙子)…クラスメイトのノリがいい女の子。すばらしい演技力です!
胡桃沢梅(桐谷美玲)…他クラスの可愛い女の子。風早とは中学から仲がいい。
※以下、ネタバレありますのでご注意を※
『君に届け』の見どころはココ!
多部ちゃんがかわいい。本当にかわいくて爽子
もう多部ちゃん以外に爽子を演じられる俳優がいるでしょうかいやいない。
硬く暗~い雰囲気はそのままに、ふと笑顔を見せたり顔をあげたときが本当にかわいいです。
最初は天然ちゃん?かと思ったら 「自分の気持ちに鈍い」という一面があり、そこをもっと見たかったかな。
でもこりゃ好きになっちゃいますよねってくらい風早との出会いのシーンはかわいい。カメラマンさんGJ。
登場人物が人間くさくていい
少女漫画のキャラクターなのでそれぞれキャラ立ちはしているんですが、みんなありえない!というわけではない。
担任教師のピンだけは別かなw
特にヒーロー風早だって完全無欠の王子様ではないんですよ。三浦春馬さんの魅力でそう見えちゃうけど!
一番はくるみちゃん。王道の当て馬ライバルキャラというだけではないのはこの作品の素晴らしいところです。
原作の名シーン目白押し
原作の7巻くらいまでの初期の方のエピソードが主なのですが、ああああぁぁここ~~!!というシーンが盛りだくさん。
肝試し、席替え、女子トイレでのトラブル、球技大会…原作ファンならこれでわかるでしょう!!
上手に再現してますよ~役者さんがうまいんですね。
このシーンが好きすぎる!
桜と爽子。風早ひとめぼれだったんかい!
入学式の日に初めて会ったふたり。
桜の花びらが散っているのを見上げて笑う爽子に完全に一目ぼれ状態の風早。
何度も言うがこのときの多部ちゃんの笑顔のなんて可愛いこと…。
こんなに桜が似合う子が他にいるか~~!
くるみちゃんがただのライバルキャラじゃなくなった!心からの気持ち
風早のことが好きで、爽子とトラブルになってしまったくるみちゃん。
いつもニコニコ可愛いくるみちゃんの姿は崩壊し、爽子に向かって「ほんとうざい」など暴言連発。
でもここで言うんですよ。
「私の方が…風早のこと好きだもん!!!」
ここね!ここよ!!!
それまでの少女マンガだとライバルってとにかく意地悪で「あんたなんか風早につりあってない!私の方がお似合い!」くらいのことを言うのが定番だと思うんですが…
そうじゃなくて くるみちゃんも恋をしていて、本気で風早が好きで必死な気持ちが伝わってきます…。
いややったことはダメだけど。
原作ではもう少し溜めてから叫んでいたので、その方がより伝わったと思うのでちょっと惜しい。
やきもち風早。爽子の手を取って走る!
初見のときにこのシーン観た瞬間飛びあがりましたよ私は…。
なんてドラマティックで風早の気持ちがガンガンに伝わってくる名シーンですかこれは!!!
やきもち焼きな性格と独占欲の強さも現れていて、ダメな奴めこの!好き!ってなります。←
最後にこれを語っておきたい
実は風早が爽子を振り向かせる話だった
私が思う『君に届け』の王道少女漫画とはここが違ってここがいい。
実は風早の方が先に爽子を好きになっている。です!
やたら気にかけるのもかまうのも全部入学式の時から好きだったからかーい!!
当て馬なんぞ視界にも入らないってくらい最初からあなたの方がべたぼれだったん…?
爽子から好きになって振り向いてもらう展開かと思いきや、「好かれ済み」という斬新かつ胸キュンなお話でした。
ぜひ原作読んでみてください!
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より繊細な心理描写やエピソードが楽しめて、まだまだ続くのでみんなの成長を見届けることができます!
ただの告白シーンで号泣したのこのマンガくらいですよ…。
そしてなんと続編の
映画も原作もおすすめです!ぜひ観てみてくださいね~(^o^)丿