大河ドラマ『麒麟がくる』の第八回「同盟のゆくえ」が放送されました!
大人たちの関係はどんどん不穏に…一方若者たちの気持ちを思うとしんどくて切なくて。
ではあらすじをネタバレありで振り返っていきます。
前回の記事はコチラ↓

※以下、ネタバレありますのでご注意を※
1548(天文17)年、光秀と信長ついに出会う
信長の人物像は?本当にうつけ者なのか?
帰蝶の命で尾張に再び潜入し、ついに織田信長(染谷将太)と出会う明智光秀(現時点では十兵衛呼び・長谷川博己)。
信長の登場シーン、浦島太郎みたいだな…と思ったのは私だけではないはず。
海から上がった信長をじっと見つめる光秀。
この34年後の1582年に起こる本能寺の変で討たれる側と裏切って討つ側が、ついに出会います。ゾクゾクする~
捕った魚を売る信長は、民に慕われよく笑う到底うつけ者(ぼんやり、空っぽ、愚か、常識はずれなどの意)のイメージではありません。
「(魚を)お前は要らぬのか?」
と声を掛けられる光秀ですが、顔を隠してこそこそ去ります。
しかしその光秀を目で追う信長…一瞬眼光鋭くなったように見えますがどうでしょう?
光秀の目には奇妙な男に映ったようです。
光秀と帰蝶、幼馴染のいとこ同士の別れ
帰蝶が光秀への恋心を告白
駒に懐かしい話を話す帰蝶。
お母さんの小見の方からもらった蜜漬けの栗を光秀にあげたかったのに、お兄ちゃんである斎藤高政(伊藤英明)が横取りしてきて、悔しくて泣いて泣いて…光秀が現れたから事の次第を説明しようとしてますます泣けてきて、という話。
今でもそのときの光秀の困った顔を覚えてるって…!!!
帰蝶も駒も、ふたりとも光秀への恋心をお互いへ告白します。
ライバル関係であることがはっきりして「困りますね…」と悲しげに笑う駒ちゃんと、尾張に 自分の相手となる男を調べに行った時点で光秀は嫁に行かせるつもりだから、困ることはないと優しく笑う帰蝶。
切ないよ~~~駒ちゃんの涙にじんだ目が切ないよ~~~~~。
母・牧、光秀にカツを入れる
尾張から帰郷するも、館に入らずにいるいつもと違う様子の光秀を気遣う母・牧(石川さゆり)。
帰蝶を嫁がせることに悩んでいる光秀に、牧が自分が夫を亡くした経験から学んだことを話します。
残されたものは今あるものを守るべきだと。
大事なのはこの国だと、牧は言います。
光秀と帰蝶の別れ
帰蝶の元を訪れた光秀は尾張について報告します。
海がきれいだったと言う光秀に「行って見てみるか」と返す帰蝶、表情もこのセリフも覚悟を決めているのがわかってしんどい。
「十兵衛の口から聞きたい。行って見るべしと」
「行かれるがよろしいかと」
「申したな…。この帰蝶に…」ここで涙目。
「尾張へ…お行きなされませ!」
「十兵衛が申すのじゃ…是非もなかろう」
このふたりのシーン、帰蝶の恋心は今までもうかがい知れましたが、あれ?光秀も…?と思いますよね。
だってこんなに葛藤して苦しんで、ただの情かなこの表情は。
悲しい。泣ける…。
そして帰蝶は共を連れて自分の家に帰ります。
幼なじみ、高政との対立
道三喜びの舞
光秀から帰蝶の決意を聞いて、着物の袖をぱたぱた振って大喜びする斎藤道三(現時点では利政呼び・本木雅弘)。
え、かわいいんですけど。なんなん。何その両腕パンパン。
はしゃぐ道三と光秀の叔父・明智光安(西村まさ彦)と沈み切ってる光秀の温度差よ…。
やっかいものの織田信秀(高橋克典)がすでに信長に家督をゆずったのは大病のせいだろうと憶測し、信長ごときちょちょいのちょい!念願の海は目の前だと道三うひゃうひゃしてます。
高政からは裏切り者呼ばわりされ、土岐頼芸のもとへ
道三の元から帰る途中、高政に呼び出されたかと思ったら、「従わねば斬る」とまで言われてどこぞへ連れていかれます。
ここで画面いっぱいの鷹…つまり!?
そう、第三回 以来の登場の土岐頼芸(尾美としのり)です。
「わしの顔を覚えているか?」と問う頼芸に「2~3歳の頃に会ったって覚えてるわけないじゃんよ(意訳)」と言い返す光秀。
ここぞってとき、結構言い返しますよね…。
頼芸は「お前の叔父の光安、道三にこびへつらうから嫌~い」「尾張と手を組んだら、信秀の大敵・今川義元と敵対するのにそんなこと道三ひとりで決めんなや!」と激怒してます。
光秀は尾張の豊かさを説明し、手を組むメリットを熱弁します。
ここで大事なのは 一滴の血も流さずにこだわっているところですかね!
しかし高政が、美濃は由緒正しい土岐家が守護であること、本来なら尾張の守護は斯波(しば)家なのに信秀しゃしゃってくんなとこれまた怒っています。
が、ここで、なんと頼芸眠くなったからと退場。おまっ…この人もいろいろ思惑がありそうです。
高政とは完全に仲たがいになっちゃいましたね…
高政はママの元へ
ママ・深芳野の元へグチりに行った高政ですが、深芳野遊びながら聞いててどうでもいい感がすごいです。
高政ちゃん、自分は美濃や土岐家のことを考えてるのに~とすねまくってます。
元夫・頼芸は現夫・道三を怖がっていると深芳野。
道三を下劣で金に卑しいと思っている高政は、またも自分の出生について問い詰めます。
そう思うならそう思えと深芳野はなだめますが、険しい顔の高政。
この親子も不穏すぎてどうなることやら…
失恋する駒と、光秀は帰蝶への想いを自覚
駒、別れの舞
京へ帰る駒の送別会状態になっている明智邸に戻った光秀。
駒が舞を披露しているのですが、目線が完全に光秀に行っていて、さすがのニブチン光秀もこれには気付くかいや無理か。
明智家の桔梗の家紋が入った扇子をもらったという駒、あ~~~これ伏線かな違うかなとりあえず覚えておきましょうそうしましょう。
京への道中、光秀ちょっと大人になる
もうここのシーンしんどいよ~~~~~!!!!
別れがつらくなるからと見送りを拒む駒と「峠道まで」と食い下がる光秀。
駒の表情がもう悟りきってて悲しくなるわけですよ…
駒は、光秀が 帰蝶が稲葉山へ帰るときは見送らずに知らん顔で本の片づけをしていたことを知っていて、それは本当は帰蝶を好きだから手放したくなくて、だからできなかったのだと指摘します。
でもそれ言っちゃうとさ、自分は見送りされてる時点で光秀からの気持ちに差があることがわかっちゃうじゃないのよ~!
ほらそんな涙目で悲しい顔して~~~!駒ちゃんよ~~~~( ;∀;)
さすがに光秀も駒の気持ちを察したかこれは。ああ悲しい。
そして1549(天文18)年2月、帰蝶は尾張へ
そしてついに帰蝶は織田信長の元へ…。
父親を睨みつける高政、怖い。
駿河の今川義元は尾張との戦を宣言
ここで初登場の方が…
三河と言えば菊丸(岡村隆史)の故郷。強国に挟まれて苦しい思いをしていると言ってました。
てか広忠…翌月亡くなるようですよ?やだこわっ。
そして今川義元(片岡愛之助)は家臣の太原雪斎とともに広忠をけしかけて、織田との戦を宣言します。
信秀と道三が手を組むと、義元を敵に回すことになるという高政の心配がまさにドンピシャ。
手を組んじゃった以上、尾張を進攻されたら無視できませんもんね。ああ血が流れる。
信長、新妻を前にして行方不明
ひとりで待ちぼうけくらってる花嫁姿?の帰蝶に信秀の家臣・平手正秀(上杉祥三)はおろおろしながら現状説明します。声うわずっちゃって気の毒に…
帰蝶の「今日という日をご失念あそばされたか」って言う表情は父・道三譲りかな嫌味ったらしくていいね!
でもその後にやっと笑うんですよこの子。
なんだろう「どんなやつか楽しみになってきたな」くらいの強さを感じます。
やっぱこの子、一筋縄じゃいきませんひと癖もふた癖もあるそしてそこがいい。失恋でめそめそする女じゃないんだぜ。
そして駒が得意だったお手玉を投げて夜を過ごす光秀。
いろいろ失っちゃったね…次回へ続く!
第九回「信長の失敗」の放送は3月15日!
ついに来週は、二組の運命の夫婦が登場~!
光秀の妻・熙子(ひろこ・木村文乃)と信長・帰蝶夫婦です!
しかしですね、今までで光秀と帰蝶、そして駒の悲しい三角関係を見ちゃったせいで熙子の当て馬感がすごいんですよ私の中で。
「戦乱に明け暮れ疲弊する光秀の心の支えになる女性」って公式サイトの人物紹介に書いてあるし、光秀って愛妻家で有名だそうだからさ…いいんだけどさ。
駒・帰蝶に肩入れしすぎて素直に受け入れる自信がありませんどうしましょう。
信長と帰蝶は嫁姑問題がありつつもうまくやっていきそうな感じ?
そして菊丸が暗躍するんと違う!?ネットで噂の忍者説は本当か!?
帰蝶が公式サイトの人物紹介で美濃側から尾張側に移ったのを発見してちょっとへこんだ。
続きはコチラ↓

今週の『麒麟がくる』を見逃した方はこちら
NHKオンデマンドで有料配信している『麒麟がくる』。
同じ有料配信なら他の特典も得られる、Amazon prime video 、U-NEXT から購入するのがおすすめです!
Amazon prime videoの無料体験で観るU-NEXTの無料体験で観る